2020年に、コロナウイルスの影響で、4月20日に原油先物がマイナス40ドルの歴史的数値をつけた翌日、XMの原油が一桁台に大暴落をして、勝者と敗者が生まれました。
こちらの記事では
▶大相場で、大きな利益をあげるためにどうしたらいいのか?
という点を知りたいという方に向けて説明をします。
4月21日に原油が1桁台となり、原油を買って大きな利益(2日で800pips)をあげた筆者の体験談をもとにしていますので、参考にしてみてください。
こちらの記事を読んだ後に、TradingViewやMT4を使ってみて、実際に検証してみることをオススメします。
XMで4月21日に石油を取引した経緯
4月21日に原油を取引した3つの背景を説明します。
①4月20日先物5月取引がマイナス40ドルの歴史的なニュース
4月20日に、20日のニューヨーク商業取引所のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限がマイナス40ドルをつけるという歴史的な出来事が起こりました。
こちらのニュースは、世界的にも大ニュースとなったため知っている人も多いと思います。
このニュースが起きた当日も原油は暴落しました。このとき、もう一度、下げる可能性があると予想していました。
②相場の分析(環境認識)
次に相場分析についてお話をします。
2020年4月21日(火)に、今回のエントリーを行うにあたり、次の大まかな相場分析を行いました。
ロングエントリーの分析① 週足のチャネル
まず、相場には必ず意識されているトレンドラインがあります。今回の原油であれば、週足ベースのチャネルです。
- 2008年冬頃の安値
- 2016年冬頃の安値
をベースに、週足のチャネルを引きます。
すると、週足のチャネルに対して次のようにサポレジとして作用していることが分かります。
- 2020年3月19日
- 2020年3月23日
- 2020年3月30日
に週足のチャネルをブレイクしようとするも跳ね返される動きになっています。
そして、4月21日にブレイクすることになるのですが、4月18〜19日の土日に、4回目のブレイクをすると、勢いよく暴落すると想定しました。
ロングの根拠① 週足のチャネルブレイクからの値幅測定
チャネルをブレイクしたとは、チャネルの山の等倍分の値幅が出るとされています。このセオリーにあてはめて、値幅の1.5倍〜2.0倍のところを原油暴落時のエントリーポイントに想定しました。
ロングの根拠② 過去の安値
ロングのエントリーをするにあたり、過去数十年の最安値を意識しておきました。
- 1986年8月の最安値
- 1998年12月の最安値
もあわせて、確認しておきました。
過去数十年分の最安値から、到達するであろう安値を想定しておくイメージです。
これをイメージして、事前に線を引いておくことで、そのあたりまで来るだろうと想定をしておくことができロット調整もできます。
原油のロングでエントリー(1回目)
この戦略を土日に立てて、21日に修正をして土日のトレードに臨みました。
すると予想通り、4月21日の午後5時に前回安値を割れてきて、一気に暴落をしていきました。
そして、そこで予め予定しておいた値幅地点に到達したのを見計らって、13ドル、12ドルで「OILMn-JUN20」のロングを仕込みました。
ここから上がっても、下がっても大丈夫なように想定しました。
原油のロングでエントリー(2回目)
ここから、日本時間の午前2時〜3時にかけてとてつもないことが起こります。
それは、TradingViewの「OIL_CRUDE」によると
- 始値 13.39
- 高値 14.08
- 安値 9.97
- 終値 10.82
と、1時間の間に約400pips動きました。ドル円で換算すると、104円から100円に1時間で動いた計算です。凄まじいですよね。
この時間はとてつもなかったです。
原油の価格が一桁台に突入すると、一気に価格が減少していきました。数十分の間に10, 9, 8, 7 と初めて見る相場のスピードに心臓はドキドキしました。
想定していた地点に到達するスピードを目の当たりにして、これは「セリングクライマックス」だなと感覚的に分かりました。
そこで、7ドルから8ドルをつける間で、「OILMn-JUN20」を可能な限り購入しました。もちろん、ハイレバで強制ロスカットになっても良いと判断して購入をしました。
タイミングが良かったため、購入をすると同時に、MT4の画面の色が一気に赤から青に変わり、そのタイミングで、各注文に対して建値を入れることができ一安心でした。
この出来事は火曜日なので、週明けの窓開けを考慮しなくて良かったのもプラスでした。
原油の利確は翌日
翌日になると購入した原油は、勢いよく伸びました。
7〜8ドルで購入した原油は、15分の75EMAを勢いよくブレイクした時点で、全部利確しました。この時点で、半分利確しても良かったのですが、今回は全利確しました。
3万円だった軍資金が、たった2日で約3倍の10万円にまで伸ばすことができました。
こういった大相場では、できるだけレバレッジをかけて入ることで、展開が楽になります。
大相場を取るための注目すべき視点
今回のような大相場で大きなpipsを取る上で大事視点を3つお話します。
①環境分析が大事
まず、準備をしておかないと大相場で大きなpipsを取ることはできません。今回であれば、
- 週足のチャネル
- チャネルブレイク後の値幅の想定
- 水平線の過去最安値の把握
などの相場分析を行いました。
大事な場面で、落ち着いてトレードをするためには、事前にシナリオを構築しておくことが重要です。土日の相場が動いていない時間帯に週のシナリオ構築、また、起きたら当日のシナリオ構築をして準備をすることをオススメします。
②NY時間は起きておく
お仕事がある方は難しいかもしれませんが、NY時間はできるだけ起きてトレードができると良いです。日本時間に比べると、欧州時間とNY時間は値動きが大きいからです。
日本に住んでいる専業のトレーダーの方は、日本時間の朝から昼間に寝て、夕方に起きるという昼夜逆転の生活をしている人もいます
③大きな転換点は土曜日の早朝(NY時間の終了1時間前)
さらに、説明すると、大きく値段が動くのはNY証券取引所が閉じる1時間前、日本時間の土曜日早朝の時間帯に、値段は大きく動きます。何かしら大きな出来事が起きる可能性も多いですので、注起きておくと良いかもしれません。
大相場でロットを張って大きなpipsを取る意味
資金管理をする中で、次の2種類の方法があると言われています。
- レバレッジ約10倍でコツコツ資産を運用する
- 軍資金を分割してハイレバレッジで資産を運用する
今回紹介した内容は、大相場でロットを張って大きなpipsを取るやり方です。大きな相場に何回も乗れると、短期間で効率的によりお金を増やせるようになります。
海外FX口座を利用する意義はハイレバと資金の効率性
先程紹介した資金管理の手法で、レバレッジを効かせないでコツコツと資産を運用する方法は、海外FX口座を利用しなくても良いと考えています。
低レバレッジで、海外FX口座で運用するのは不利な面もあります。というのも、海外FXは高いスプレッドを払う必要があるからです。低レバレッジを利用する人は、スプレッドが安い国内口座をオススメします。
今回紹介したような、ハイレバで大きなpipsを狙うやり方が海外FXが向いています。実際に、Twitterで買っているトレーダーは、ハイレバのxmで取引をしている人が多いです。
実際に、FXで30万円を1億円にしたという人は、資金効率を生かしたトレードで資金を増やしています。
海外FXで効率よく資金を増やそう
XMのような海外FXはここぞというタイミングを環境分析をして、相場がハマれば、高レバレッジで効率よく資産を運用できます。
その代わり、強制ロスカットを繰り返して、自制できずに借金になるリスクも、もちろんあります。気をつけてください。海外FXを利用するときは、1つ1つのエントリーを大事にしていくと成長につながります。意識してみましょう。